パパイヤが青パパイヤとして収穫期を迎えています

5月初旬に露地定植したパパイヤが青パパイヤとして収穫期を迎えています。
日本には四季があるため、熱帯果樹であるパパイヤはこれから冬に向けて寒くなってくると生育が止まり、冬には枯れてしまいます。生育適温の期間が足りないため中間地での露地栽培では完熟パパイヤではなくサラダや炒め物、煮物などに利用する青パパイヤとして収穫します。

樹高は2メートル程に達し、品種や個体差がありましたが、最もよく実が着いたもので、15センチ以上が6個、10〜15センチが10個、10センチ未満が12個でした。逆に1つも実が着かなかった株もあります。定植前の植え穴の準備をした際、同じ圃場内でも水はけや土質に差があったためと考えられますが、それに加えて品種による差も結構大きかったです。今回5品種を栽培しましたが、早生品種の煌月(こうげつ)が着果時期も早く、この時期までの着果数も他と比較して多く、露地栽培で冬が来る前の短期間で一気に成長させて青パパイヤで収穫するには適しているようです。

今回購入苗をすぐに露地に定植しましたが5月初旬で遅霜の恐れはもうなかったものの、まだ生育適温には達しておらず初期生育は非常に緩慢でしたので、定植前にポット移植してハウス内で苗をもっと充実させて、6月以降に定植をした方が収量は上がってきたのではないかと思います。