葉面散布で耐寒性アップ・散布時間

年明けから穏やかな天候が続き、露地のソラマメもひと回り成長し、この時期としてはやや大きくなり過ぎた感もあります。

今週末からは寒波が押し寄せ急激に冷え込む予報です。そこで拡大バイエムの葉面散布を行って植物体内の含糖率を上げることで少しでも耐寒性を高め、寒さによる傷みを防ぎたいと考えています。

光合成によって植物体内で生産される糖と比べると拡大バイエムの葉面散布一回で補給出来る糖は微々たるものですが、それが呼び水となり、植物の活性を促しますし、更にそれを定期的に積み重ねることで確実に含糖率の向上、即ち耐寒性や食味の向上に繋がってきます。

今の時期の露地の葉面散布を行う際は霜や夜露が乾く昼前後が適した時間帯で、それより遅く夕方近くに行うと葉が乾かないままで夜を迎えてしまい、かえって作物を傷めてしまうことがあるので夕方頃の散布は控えた方が良いと思われます。

ソラマメには不織布でトンネルがけをしており、葉面散布作業はまずそれをめくりあげてからとなり、少々手間が掛かるため疎かにしがちとなっていましたが、より良い成果を上げるために欠かさず継続的に行っていきたいと思います。

池見