弊社の堆肥配合割合:好気発酵のすすめ


堆肥が豪快な湯気を上げて発酵している様子を見ると、普段は目に見えない微生物の活動を実感することができます。

弊社では、発酵途中および完成した堆肥の成分などを分析し、品質の確認を行っています。

以下に、弊社の標準的な堆肥配合割合に基づく分析値の一例を示しました。

仕込みより  
7日目、炭素47.5%、窒素2.00%、炭素率23.8   
42日目、炭素47.8%、窒素2.03%、炭素率23.5
100日目.炭素46.9%、窒素2.17%、炭素率21.6
160日目.炭素46.7%、窒素2.29%、炭素率20.4

このように経時的な変化が見られます。
発酵の進行に伴い、炭素は二酸化炭素として大気中に放出され減少します。

一方、窒素は大きく減少せず、相対的に割合が高くなります。
これは炭素の減少による相対変化に加え、微生物の増殖と死骸の蓄積による菌体タンパクの増加も要因と考えられます。

また、堆肥中の窒素については発酵状態によって挙動は大きく異なります。

好気発酵
NH₄⁺ → NO₂⁻ → NO₃⁻
嫌気発酵
NO₃⁻ → NO₂⁻ → NO → N₂O → N₂(脱窒)

好気発酵では脱窒が起こりにくい一方、嫌気発酵では窒素がガスとして放出され、含有量が低下する場合があります。
窒素成分が低下している場合は、嫌気状態が進行している可能性があり、同じ原料を使用しても、発酵条件によって堆肥の品質が大きく変わる点は、微生物の働きの奥深さを感じます。

弊社では好気発酵を進めており、堆肥中の肥料成分の偏りや未分解有機物による植物への悪影響の防止を重視しています。
そのため、発酵温度(55~65℃)、水分、酸素供給、C/N比を適切に管理し、十分な発酵を促進して完熟化を図ることで、安全かつ安定した堆肥の製造を目指しております。

堆肥の製造方法や、堆肥の質など気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。