スンカイ農場にての木材クズ堆肥仕込みの様子

マレーシアの池見です。
スンカイ農場にての木材クズ堆肥仕込みの様子です。

スンカイ農場ではこれまで堆肥の材料の変遷としてコーヒーカス、モミガラ、オガクズ等を使用してきました。
コーヒーカスやオガクズは粒子が細かいため単体で仕込むとどうしても締まってしまい良好な発酵をさせることが難しく、逆にモミガラは単体だけだと通気が良すぎ、また水を弾くため水をなじませるまでが中々大変です。
そこでコーヒーカスやオガクズのような細かい材料とモミガラのような粗めの材料を混合することでちょうど良い通気性と保水性を保つことが出来ます。
ここ十数年程はオガクズとモミガラを1対1で混合した堆肥を製造販売してきました。

今年から新たにオガクズよりも粗いプレナクズが手に入るようになり、プレナクズ堆肥への移行を進めています。
オガクズモミガラ堆肥ではいまいちもの足りなかった物理性の改善がより期待出来ますし見た目もより堆肥らしくなり(これは私自身の主観によるものが大きいかもしれませんが)、島本バイム農場で生産されているものに引けを取らぬような高品質な堆肥を生産していこうと意気込んでいます。
マレーシアにおいても堆肥と名のつくものが出回るようになりましたが、ここマレーシアでは当然のこと、東南アジアにおいて1番の堆肥を作っていると自負しております。
あとは土作りの重要性をいかにして広めていくかです。

日本同様マレーシアでも農業資材の高騰が続き、農業の大基である土作り、土作りに欠かせない堆肥というものがどうしても後回しにされがちです。
せっかく良いものを生産しているのでなんとか使って頂けるようにしていきたいと思います。