暖秋、暖冬への備え
8月中旬に定植したミニトマトがちらほら赤らんできました。
今年は定植時期から気温がずっと高く、例年より生育管理が難しく感じます。
また今年はスーパーエルニーニョ現象が発生すると予想されており暖秋、暖冬が懸念されています。
定植時より気温が高く、またこのまま暖秋が続くと例年よりも各農作物の根張りが悪くなると思われます。
昨年も暖秋の影響が見られ、年内の収穫量はいつもよりも沢山収穫されている圃場が多かったのですが、その後気温の落ち込みと成り疲れが同時きて年明けから収穫量が皆さん一気に下がりました。
秋の気温が高い分、地上部の生育が前倒しに進みやすいのですが、一方で呼吸量も多くなり根に糖質を回す余裕がなくなります。
今の時期のハウス管理は昼間しっかりと温めて、夕方には少し寒いくらいのハウス温度に設定しハウス内温度よりも地温を高くしてあげることで、温度の高い方へ糖質を流してあげます。
そうすることで根張りが良くなりこれから寒さや、来年の春先に暖かくなった時に萎れに耐えられる強さが出てきます。
もちろんこの時期にしっかりとトウゲンや根糖等の糖質を潅水、葉面ま散布で対策しておくのも効果的です。
黒木