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弊社から出版された微生物農法の書籍

弊社から出版された書籍として古いものから

昭和24年酵素の応用と農業
昭和25年醗酵微生物の応用と各種肥料の作り方
昭和27年微生物農法
昭和30年最新微生物農法
昭和41年改定最新微生物農法
昭和52年躍進微生物農法
昭和62年島本微生物農法
平成13年新版島本微生物農法

また海外向けに翻訳された書籍があります。

現在、弊社に一番古い書籍として昭和30年に出版された最新微生物農法がありますが2022年の現在読んでも参考になる資料です。

当時としてはかなり専門的に書かれており、現在の作物栽培や土づくりの基本となっている技術が科学的な見解で記載されています。植物生理の基本として植物は光合成により炭水化物を生産し自分の体を合成しますがその炭水化物がいかに重要かということが述べられています。

通常は光合成によって作られる炭水化物ですが、それを外部から植物体内へ送り込む方法として糖質(炭水化物)を微生物の発酵の力で最小単位の大きさに分解させ効率的に葉や根から吸収させる技術を産み出しました。そこには炭水化物という大きな括りにせずに糖という形にこだわった事が伺えます。

その他、現在では当たり前の様に木材屑を堆肥として利用していますが当時、木材屑は農業用としては利用価値がなく堆肥にも肥料にもならないという事が一般的でした。それを微生物を使い発酵させることで良質な堆肥に仕上がることが分かり昭和20年代に日本で初めて木材の堆肥化が島本農場で成功しました。

また昭和20年代、日本が戦争で敗戦し食料や物資が不足した時代に食料を作ろうにも肥料が手に入りにくく、せっかく手に入った貴重な有機肥料も使い方を間違えると作物に悪影響を及ぼす事もあり適切な処理を行う必要がありました。

昔からボカシ肥料という形で発酵させる技術はありましたが決まった処理の方法がなく再現性に乏しかったため独自の研究で有機質発酵肥料を確立する他なかったようです。

この様に現在当たり前になっている技術も元をたどればここに行きつくことが多々あるかと思います。それには弊社は戦後まもなく島本微生物研究所として設立されましたが、元々は国の復興、食料増産、安定供給の思いからスタートしているため体系化した技術の全てを惜しみなく農家へ伝えられているからだと思います。

当時はめずらしい農法だったと思いますが今では当たり前のようにこの技術が使われ一般化しています。
創始者の願いからすればこんなに嬉しい事はないかもしれません。
私達もその思いを引き継ぎ益々多くの方のお手伝いができるよう精進していきたいです。

黒木

#堆肥#土づくり#島本微生物農法

  

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