収穫後トラクターで鋤き込み、分解促進にホワイトソイルクリーン

7月26日に収穫後のトウモロコシをそのままトラクターで鋤き込み、その後分解促進にホワイトソイルクリーン、米糠を散布、耕耘しました。

10aあたり
・ホワイトソイルクリーン45kg
・米糠50~100kg

実施から約2週間後には土の表面には残渣、残根は残っているものの土中ではかなり分解されており、1ヶ月後にはほとんどが分解されていました。

今回、トウモロコシの収穫後の残渣、残根で処理を行いましたが、それらは他の作物と比べても茎も根も固く分解されにくい作物です。

理想的には収穫後の残渣、残根は圃場の外へ出したいところですが実際は難しい場合が多いと思います。しかし残渣、残根が土中に残ってしまうと思ったように分解が進まなく次作に影響したり、病気を誘発するリスクが高まります。

そのためできるだけ早く分解を早めて次作へのリスクを少しでも下げる必要があります。そのまま畑に鋤き込んでも時間をかければ自然分解していきますが、積極的に分解を行い、次作への準備をスムーズにするためには微生物の分解力を使うことも選択肢の一つだと思います。
近年では堆肥を中々投入できない場合に緑肥やソルゴー、デントコーン等で土づくりを行う事例も増えてきています。

土づくりのためといって生の有機物を土に入れてしまうと必ず土中で分解、発酵などの反応が起こります。次作まで十分な期間を取ることが出来れば問題は起こりにくいのですが、期間が短くなるほど次作の作物へ影響が出てしまいます。
そのためできるだけ早く有機物を分解し土と馴染ませて安定化させる事が望ましく分解力の強い微生物を一緒に混ぜ込むのも有効な手段です。

残渣、残根処理にぜひホワイトソイルクリーンをお使いいただければと思います。