北海道の各地で現地研修会 気象変動による個別の相談にも

今週の月曜日から本日まで北海道の各地で現地研修会を開催しています。
今年は新規のお客様が増えたこともあり、訪問する圃場が多く砂川からスタートして、最終日には網走方面になりました。

今年の傾向として、4月は雨が多く畑が乾きにくい状態が続き、例年に比べて作業が遅れている方が多く見られました。
また夜間の気温も低く、農作物の生育も全体的にゆっくりとした動きでした。

ここ数日は日中の気温が上昇したため、生育の遅れを回復できそうですがこれからの2週間は雨が降らない予報となっているため、生育初期としては水分が少なくなるほど厳しくなるかもしれません。
この2週間の生育初期は今後の生育に重要な時期だと考えており、通常この時期にあまり水やりを行うことは少ないと思いますが、場合によっては水やりが必要になるかもしれません。

またトウゲンシリーズなどの葉面散布により、植え痛みの軽減、発根促進などの対策を行っていただくようにお伝えしました。


近年では、北海道でも夏場に気温が40℃近くまで上がることがあり、初期の根張りがその後の猛暑に対する耐性を大きく左右すると考えられます。

新規のお客様の中には、有機栽培で稲やトマトを生産されている法人の方や、玉葱の育苗期に発生した病気に悩まれている方など、さまざまなケースがあります。
こうした新たなご縁を通じて、徐々にご相談の幅も広がってきています。