廃菌床堆肥の製造

先日、廃菌床堆肥の製造を行いました。


弊社では廃菌床を使った堆肥作りは年に何回かしか行いませんが、地域から出た廃菌床を堆肥化することで廃棄物を減らし少しでも環境に負荷をかけない取り組みができるのではないかと考えています。

弊社で購入している廃菌床は
・おが屑
・フスマ
・米糠
・ソルガム
・有機石灰
などが含まれており、堆肥を作る材料が揃っています。水分量も55%ほど含んでおり廃菌床のブロックをほぐし積んで置くだけでも発酵してきます。

廃菌床の堆肥化ではこのブロックを崩すのが手間ですが、トラクターでブロックの上を走ると綺麗にほぐれます。

廃菌床の炭素率は40前後ほどで、ハウス栽培などで使用するのであれば少し窒素分を足して炭素率を30ほどに落とし50〜60℃の発酵熱を3ヶ月間以上持続させてからご使用いただければと思います。

露地で使用する際は特に炭素率を20〜25まで下げてから使用しないとハウス栽培に比べて窒素飢餓が起こるため特に注意が必要です。
(窒素飢餓は起こらないと言われる方もいらっしゃいますが起こりますのでご注意ください)

廃菌床1000kgに対して鶏糞100〜150kg、バイムフード2kgを投入して調整していただければと思います。
窒素源はその他、米糠、フスマ、オカラ、茶粕など手に入りやすい材料でも問題ありません。

またその他ご不明な事などありましたらお気軽にお問い合わせください。

黒木