少量培土だからこそ:土づくりの成果
先日、お客様のイチゴハウスへ伺ってきました。
昨年、今年と弊社の微生物資材のホワイトソイルクリーンで栽培終了後に土壌処理を行っていただいております。
昨年、今年とお使いいただいた感想としては、今までの土壌処理では土がここまで柔らかくなることはなく、処理後、機械での耕うんや手ぐわでの耕うんに苦労されたとお聞きしました。どうしても耕うんする際に力が入るためプランターを壊したり、シートを破ってしまい排水が漏れたりと土以外でのトラブルもあったようです。
土がどうしても硬いため土をほぐすのにも時間がかかり、また定植の際にも植え穴を掘るのにも時間がかかるため作業効率も悪かったようですが、その点も含めて改善ができたようです。
今回、ホワイトソイルクリーン処理を行った土と、今年更新した土を写真で撮ってきました。
ホワイトソイルクリーン処理を行った土では土が柔らかいため排水もよく、また雑草も生えにくくなっています。
ホワイトソイルクリーンでは、微生物の働きにより残根の分解を進めたり、地温を高める事で雑草処理も期待できます。
一方、更新された土は水持ちが良すぎるため所々コケが生えています。また過湿の箇所では根腐れが発生していました。
少量培土での栽培ではあまり土づくりを意識される方は少ないように感じますが、少量の培土で栽培するためかえって土づくりの成果があらわれやすいのかもしれません。
ホワイトソイルクリーン処理を行ってからイチゴ狩りの来場者数が1.8倍に増えたとのご報告をいただいております。
それだけ例年より多く収穫できたということに繋がります。野菜作りの基本はまず土づくからと言われているように少量培土でも同じように土を意識すると面白い結果が見られます。
黒木