地際で切り倒された株の地中には-作物を守るお手入れ-微生物農法
葉菜類や根菜類の間引きを適宜行っていますが、露地栽培のものでは時々地際で切り倒されてしまった株が見られます。
その株の周囲を注意深く掘っていくと、やっぱり、ヨトウムシが潜んでいました。すんなり見つけられるものもいれば中々見つけられず広範囲を捜索してやっと捕獲出来る場合もありますが、可能な限り見つけて捕殺しています。
晴天が続き、土も乾きやすくなっているので、冬場ですがこまめな灌水も必要となっています。更には例年に比べて朝晩の冷え込みが厳く生育が遅れがちになる恐れがあるので、灌水チューブだけでなく動力噴霧機を使用した手灌水で真農エキス灌水を500〜1000倍で流して、生育を促しています。
これから冬に向けて日照時間は短くなり光合成に必要な光量が不足がちになるなりますが、真農エキスに含まれるチッソはアミノ酸の状態で、更に糖分もふんだんに含まれているため、作物の軟弱徒長を防ぎ、食味の向上も期待できます。
あくまでも土作りという土台あってのものですが、生育を促進させ、より健全で美味しい野菜に仕上げるための技術のひとつとして真農エキスは大いに活用いただけると思います。
池見