島本微生物農法実演を中心とした研修会

先日の島本微生物農法、実演を中心とした研修会では北は岩手県、南は沖縄県より皆様遠方よりお越しいただきまして誠にありがとうございました。

今回、初の2日間での研修会となりましたが島本微生物農法の核である発酵技術についてお伝えできたかなと思います。

研修会で仕込んだ堆肥は順調に60℃まで発酵熱が上がり、先日1回目の切り返しを行いました。

また有機質発酵肥料につきましても順調な仕上がりで秋冬作の元肥に使用したり長期保存用に乾燥をさせました。

今回学んでいただいた技術は、現場で成果としてあがってきたものを体系化しており、有機物特有のアクのようなものや、直接畑に撒いてしまうとトラブルになるようなことを回避させ植物にとって必ずプラスとなる技術になります。

また、その他の特徴として処理期間も昔ながらのボカシ肥料や嫌気発酵よりも短期間で処理を行うため作業性や場所の問題など農家さんへの負担も少なく済むかと思います。
肥料の高騰などで先行きが見えない中、手に入りやすい資材、また地域で活用できていない資源を上手に使い、知恵や技術でカバーをしていかないといけなくなってきています。

微生物、発酵と中々目で判断がつきにくいものですが、それぞれ重要なポイントを外してしまうと失敗する事になります。そうならないためにも今後も多くの方に微生物農法を学んでいただけばと思います。

次回は来年1月に3日間で行う予定をしております。また詳細が決まり次第案内させていただきます。