農業の効率アップのために土壌分析をしてみませんか?

土壌分析表の一例です。
弊社では化学分析のほか自社オリジナルで土づくりの評価を行う項目も設けております。
昨日、土壌分析の重要性が今後より増してくる記事を記載しましたが、実際の分析数値と施肥設計の提案書を見ていただければと思います。

こちらの依頼者は某有名デパートや〇〇屋で取扱いされておりますミニトマト農家さんです。
全体的に肥料バランスがよく、また土づくりの項目に至っては腐植が多く、土壌微生物総量も弊社のお客様の中でもトップクラスで土壌中の活性が高い事が特徴的です。

また昨年では30年間の中で一番収穫量が良かったとのご報告もいただいており、栽培技術の中で一番難しいとされている味と収穫量の両立を実現されています。

土壌分析はあくまで一つの指標ですが、この難しいとされている味と収穫量の両立を実現できるには理由があり、分析結果を見れば土に対してどのような取り組みを行っているかが見えてきます。
通常、土壌分析せずに、施肥設計の依頼を頂いた際は基準通りの施肥量で提案をいたしますが実際の圃場には多くの肥料が残っており、そこへさらに肥料が追加されてしまいます。そのため土壌中の肥料養分が過剰になりやすく最近ではこのような圃場が年々増えてきています。

土壌分析の良いところはこの様な作物へのトラブルを未然に防げることや今回の提案書を見ていただいた通り、約9割の肥料代を削減することができる事もあり、お財布にも環境にも優しくなるところです。
弊社の各項目の目標値は通常よりやや高めに数値を設定しておりますが、それは数々の現場で見てきた成績の良い農家さんの圃場から算出したものになり、目指すべき目標を高く設定しているためです。

肥料の高騰が止まらない中、土壌分析を活かした技術体系にぜひ取り組んでいただきたいと思います。
いつでもお手伝いさせていただきます!!

黒木
#土壌分析#島本微生物農法