長年取り組んできた研究論文が日本生物工学会に受理されました

このたび、長浜バイオ大学と長年取り組んできた研究論文が、日本生物工学会に受理されました。
近年、土壌中の生物多様性の重要性が注目されていますが、さらに一歩踏み込み、どの微生物が、どのような機能を担っているのかという視点で研究を続けてきました。土壌には多様な微生物が生息していますが、その中には植物を病気から守る働きを持つ機能性微生物が存在します。
弊社研究農場では、長年にわたり土壌病害が発生しにくい状態が続いていました。その要因を解明するために研究を進めた結果、リゾバクター(Lysobacter)という細菌が特異的に増殖していることを明らかにしました。
リゾバクターは土壌中に生息する細菌の一種で、植物病原菌を抑制する能力を持つことから、化学農薬に依存しない病害管理への応用が期待されています。本研究では、特定の有機物を利用することで土壌中のリゾバクターを優先的に増やせる可能性を示し、土壌微生物相を人為的に改善する新たなアプローチを提案しました。
この成果は、病害抑止土壌の形成技術や持続可能な農業の実現に向けた重要な一歩になると考えています。一方で、実際の農業現場への実装には、土壌条件や作物ごとの再現性の検証、資材化・普及技術の開発など、まだ多くの課題が残されています。
これから、先日採択いただいたGO-tech補助金を活用させていただき更に研究成果を現場で活用できる技術へと発展させ、生産者の皆様に役立つ形で社会実装できるよう、研究と開発を積み重ねていきたいと思います。
日本農業新聞様にそれらの記事を掲載していただきましたので、お時間ある際にぜひご一読いただければ幸いです。

https://www.agrinews.co.jp/news/prtimes/402270