島本微生物農法研修会3日目 美幌、小清水、清里で研修会

本日は、美幌、小清水、清里で研修会を行いました。各圃場ともに順調に生育しているようです。

研修中に除草作業を行っている圃場があり、その様子を拝見させていただきました。
有機栽培では除草剤などの薬剤を使用できないため機械や人力で除草をする必要があります。

農業は雑草との戦いと言われているように雑草をほっておくと、作物へ与えた肥料を雑草が吸収し作物が育たなかったり、風通しが悪くなり病害虫の発生を助長したりとマイナス面が多くなります。

北海道のように大面積で栽培する場合、機械での作業がメインとなるため雑草が残っていると作業効率が下がり収穫量が下がってしまいます。

自然栽培では雑草と作物を共生させる場合が多いですが一定以上の収穫量を確保しないと採算が合わなかったり、機械化できないと大面積をさばくことができないなど雑草は大面積での栽培にとっては相性が悪いことが多いです。

みどりの戦略では25%の農地を有機栽培に変えるという目標が掲げられましたが、必ずこの雑草問題というのが出てきます。

その問題をどうクリアすれは実現できるか、今回はそのヒントとなる作業の一つを拝見し勉強させていただきました。

機械の選定、爪を入れる角度、幅、使うタイミングなどを組み合わせて出来るだけ負担を減らす工夫が技術としてありそうです。

今日で北海道での研修会は終わりになります。
皆様大変お世話になりありがとうございました。