私たち人をはじめあらゆる生き物が生命を維持し、活動するには酵素の働きが必要不可欠です。人類は酵素の存在を知らない古来より、洋の東西を問わず食べものから、酵素を上手く取り入れる食文化(発酵食品)を発達させてきました。現在では、食品分野にとどまらず化学工業や医療分野をはじめさまざまな分野で研究され応用されています。
ところが、現代人には酵素が不足しているといわれています。腐敗をおさえたり、保存性を高めるために熱処理した食品やレトルト食品さらにはファストフードなどの食生活は、その便利さと引き替えに、食を通じて必要かつ充分な酵素を摂る機会をなくしてしまっています。これは私たちの健康や美容への影響も心配されており、酵素の不足が数ある現代病の一因とさえいわれています。